【blog】TechCrunchJapan東京Camp2009の裏方話

ある人に「お祭りに終わらないでね」と云われた東京Camp。渋谷ビットバレーというあの時代を歩いた方からのありがたいアドバイスです。

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イベントは楽しくもあり、達成感もあります。
でも、終わってしまうと儚いもので、何事も無かったように次の日が始まります。スタートアップは忙しいのです。

東京Campのテーマは・・最初は何もありませんでした。私が考えるとつまらなくなるのです。
でも、キャンプに参加してくれるみんなと会話して、ああ、これを伝えるべきなのかなというものがおぼろげながら見えてきました。

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・世界と勝負するぜ!

世界と勝負・・なんていまさら、という人もいれば、えー、世界なんて・・という人も。
重要なのはそのチケットが数人のスタートアップにも与えられているという事実。

その昔、この日本を作ってきたソニーや松下、トヨタや本田が世界と勝負してきた話と明らかに違う世界観が情報産業にはあるのです。インターネットが時空を超えると云っていたあの世界を現実に実行しているスタートアップがいるのです。

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・イノベーションなき日本はつまらん!

ところで私は今回、会ってきた現場でほとんどサービスの詳細を聞きませんでした。代わりにその世界観や作ってる人の考えを聞いてきました。なんでそれ作ってるの?ま、場合によっては聞きにくい状況もありましたが。

こういっては悪いですが、このキャンプに参加している人たちはなんらか問題を抱えています。あの頓智ドット社だってTC50に出たとき、セカイカメラを産み出せるかどうかギリギリのチャレンジをしていたのです。ましてやこんな野戦キャンプ、問題無ければ誰も参加しません。

でも、彼らは確実に何かを動かしているのです。「ビジネスモデルは?」という質問も悪くはない。でも今は少なくともこの今の世の中にはイノベーションとそれを支える時間が必要なのです。

このキャンプが伝えるべきは彼らのイノベーションへの意思であり、傷を舐めあった提灯記事ではないと。

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・投資とギャンブルの違い

スタートアップって何?って何人かに聞かれました。うん。私もよくわかってない。TechCrunchでは数人のイノベーターをスタートアップと呼んでいるのでそれにならっている、とも云えるし、私自身がベンチャーという言葉を毛嫌いしているということもあります。

この10年間、情報化産業は製造業からのシフト先として有望に思われていました。当然投資の流れも徐々に移り、あの忌まわしいITバブルという言葉が生まれてなんかみんな踊りました。ITは土地ころがしと一緒?

このキャンプにはVC関連の方々が想像以上に多くやってきました。目的は様々。投資というのはフェアプレイである、という認識や経験のない(これは私もね)若いスタートアップにとって、このキャンプでの出会いが重要な機会になってほしいと同時に、もっと勉強する場所を作る必要あるのだなとも。

とまあ、野戦キャンプも初日(?)が終わり、また次の準備を開始しています。
いくつか参加してくれたスタートアップのみんなと始める企画もあるので、色々情報が提供できそう。(ネタが増えてうれしいな・・ふふ。)

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