リアルタイム時代のインターフェースを考えてみたところ様々な方面から反応を頂いたので、もう一歩考えを巡らせてみました。そもそもTwitter/facebookを考えるのは私にとってGoogleそのものを考えるのと同じこと。動かしようのないプラットフォームをあれやこれやいってもあまり自分の生活には関係ないのが事実です。
折角ならば役に立つことを考えましょうということで、前回の最後に書いた通り、今Googleの上で動いているサービスが新しいトラフィック上でどのように変化するか考えてみましょう。
◎今回のお題:たのみこむをリアルタイムウェブで考えてみる
いきなり飛び道具的なサイト「たのみこむ」さんをGoogle上ではなく、Twitter/facebook上に置き換えるとどうなるか・・やってみます。※当該サイトに当方はなんら関係ございません。
「たのみこむ」とは大変小ロットしかニーズのないニッチな製品をユーザーの声を集めてどこかの誰かにたのみこむことで実現させましょう、というまさしくソーシャル時代の申し子のようなアイデアサイトです。
しかし、God Googleはソーシャルという言葉が大嫌い。このようなサイトにスポットライトを当てることはなく、トップページはGodの大好きな顔つきのコマースサイトに最適化されております。
しかしキーとなるページはリクエストボード。ユーザーの声が集まることでこのサイトのコンセプトは実現されるはず。
では、リアルタイム/ソーシャルウェブのトラフィック上で考え直すとどうなるでしょうか。まず、トップページという概念はあまり強くないので、作り込むべきはこのリクエストボードになるでしょう。
リクエストの要素は「お題となる商品」「この値段だったら買うという値段※」「同意してくれる友達の数」「有効期限」あたりでしょうか。有効期限を切るのがフラッシュM流。※賛同者の平均値が妥当かな
馬鹿の一つ覚えではありませんが、最終的なイメージとしてこのような配置になればOK。後は本当に心の底から欲しいアイテムを登録してTweetし続けます。魂のこもった内容であればあるほど、RTを呼び込んで賛同者を増やせるかもしれません。シャウトが基本です。
最終的なゴールは本当に作ってくれる/売ってくれる人が現れるかどうか。リクエストはリスト化されて、たまに製造系の業者さんがここをのぞきに来てくれればOKなので、こっちがGoogle的なトップページになるのかもしれません。実際に作ってくれる方が現れた際は同意者全員で先に決済してあげましょう。
最後になりますが勝手に人んちのサイトリニューアルを考えるのはどうも背徳感がある行為であることが今よくわかりました。二度としません。ゴメンナサイ。