ブログの書き方というか個人的な取材方法の話

なんだかんだブログを書き始めてもう8年近くになるのかな。未だにブロガーっていう肩書きを名刺に書いてて、たまに「編集長」とか「記者」と紹介されるとこそばかったり。私、別にエスタブリッシュなメディアに勤めたことも、ライターとして活動したこともないんですよね。

あ、まあCNETに拾ってもらった時の数年は勉強させてもらったかな。ストレートニュースっていうものがあって、それはこう書くんですよとか。あの時期なかったら今はないですね。確かに。

最近、THE BRIDGEも仲間が増えてきて、今年は資金調達をしたことや大型イベントも開催予定ということもあって、そろそろメディアとしてもポリシーだったり体制を整えないといけないなと思うようになりました。

私の場合、書き方についてはこんな感じのことを考えてます。

  • 事実と考察は一緒に書くんだけど、最初の1パラは事実でまとめる。最初に事実ありき、かな。
  • 枕はあんまり使わない。本当に感動した時とか。
  • できるだけ人物に迫る。サービスの比較やスペックは付随情報。
  • 数字を多用する。定量情報と定性情報のバランスが悪いと書きたい人物像が浮かばない。

私、よくインタビューの時に「え、こんなんでよかったですか?」って聞かれることが多く、上場会社さんで広報の方が慌ててファクト(リリース内容とかポイント)を伝えてくることがあるんですが、ファクトについては事前にリリースを貰ったり、あとで読めばわかるので、取材時間はできるだけお話するようにしてます。

たまに私ばっかり喋って、インタビューになってなかったりするけど(笑。

ブログとニュース、新聞とかの違いってやっぱり「ウェブログ」の成り立ちにあると思うんですよね。

つまり日記なんです。

私が書いてるのは新サービスの話題でも調達の記録でもなく、日々出会う面白い人たちの日記なんです。なので必ずその人の家(オフィス)に行くし、その人の目を見て話を聞く。こっちのことも話をするし、共通の知人の話題も出す。ああ、こういう人たちが日本の経済を作って、雇用を産んでくれてるんだと理解する。

たまに書けない場合があるんですが、その場合はほとんどが私のインタビューミスで、その人のことよく理解できなかったり、先方が一生懸命にサービスの説明をしてくれた場合のタイムアップなんですよね。確かに宣伝もするのですが、宣伝を書きたい訳じゃないんです。そういう時はもうちょっと取材を重ねて、本当に理解できた時に書くようにしてます。※やばい人の場合はなんだかんだいって逃げます。

いつしかTHE BRIDGEはスタートアップのニュースメディアとして認知されるようになって、またメンバーもそれぞれポリシーもって書いてるのでそういう位置付けも重要だなと思う一方、私個人にとってはまだまだブログであり、引き続き、このスタイルは変えたくないなと思う訳です。

※宣伝:スタートアップ会員さんを募集してます!今度のフェスでは取材も頑張りますので、ご興味ある方はぜひ登録を。(入会には審査があります。ご了承ください)

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