芸能人や著名人によるスタートアップ支援、それと田村淳さんとツイキャスの話

ということでこちら書かせていただきました。

<参考記事>

芸能系の方とお仕事をしたことが全くない、というわけではなかったのですが、いかんせん取材やインタビューというのは初めてで、しかも、話題が個人投資とかそういうのですから、うまく引き出せるのかなと結構緊張しました。

結果的にはソーシャル上での意見もポジティブだし、何よりこういうタレントを持った方が起業の現場を支援するという社会的な意義を少しでも伝えられたようで、インタビューを企画してよかったなと一安心しています。

ただひとつ、書きたかったんだけど、書けなかった(というか書ききれなかった)話題がひとつあるんですね。それがツイキャス赤松さんと淳さんの話なんです。

ご存知の方もいらっしゃるかもですが、淳さんは「淳の休日」っていう企画を持っていて、そこでツイキャスの配信をされています。

これ、実は結構古いんです。(※さっき聞いた)

私、ツイキャスの赤松さんのこと運営会社がモイじゃなくてその前のサイドフィードの時からずっと追いかけてて、しんどかったりした時は神田の古いオフィスに行って取材だか愚痴だかよく分からない時間を過ごさせてもらってました。

<参考記事>

ある日、神田のちょっと薄暗いオフィスで赤松さんと話してた時のことです。

「キゴヤマさん〜、淳さんこの前、オフィス来たんですよね〜。ほら、そこ、キゴヤマさん座ってる席に座ってました」

突然何を話始めるんだと同時に「ウッソ!まじですかすごい!(多分)」って返してたの覚えてます。

赤松さんに当時の話をチャットで聞いたら、田村さんがツイキャスを使い始めてくれたのが2010年の5月頃。サービス公開がその年の2月ですから相当に早いタイミングですね。赤松さんの話では当時の視聴者数は数百人ぐらい。1000万人とか超えてるサービスも始まりはあるわけです。うん。

当時の淳の休日からの配信、最初の頃で録画が残ってるのがこれだそうです。

当時、ツイキャスはまだオフィスにサーバー(スチールラックにズラッとむき出しのハードディスクが並んで、大森さんがその向こうでタクトをふるってる感じ)が置いてあったような時期。

淳さんが配信すると当時のアクセスの半分ぐらいまでいったっていう話なので、あのスチールラックの半分が淳さんによって唸ってて、それを大森さんがしこしこ捌いてたかと思うと胸熱です。

で、利用している淳さん側から赤松さんに連絡があって、一緒に飲みましょう!ということになり「Ustよりもツイキャスだよね」という話題で意気投合、サポートをする間柄になったそうです。

ーーーーー

この後、未曾有の震災が発生した際も他の動画配信サービスはサイマル放送(同一番組の放送)の輪に入って震災の状況を伝えたのに、ツイキャスだけはその中に入れてもらえなかったってことがあったとか。

でも、そんな中でも淳さんはツイキャスを使い続けてくれたとか、その他の震災関連の活動にもいろいろ積極的に参加してくれたりとか、ことあるごとに応援というか、サービスを使い続けてくれたそうなんです。

当時のこと、赤松さんはインタビューでこんな風にコメントしてるんです。

「いとまささん(ユーザーローカル代表取締役の伊藤将雄氏)がこういうんです。『ユーザーが増えてサーバーが重くなると使われなくなるのは悪いサービスだと。

いいサービスっていうのは、ユーザーが増えてサーバーが重くなっても「沢山人があつまっていいね」って思ってもらえるもんだってね』。

震災も影響は大きかった。ああいういざという時に役立つサービスを作らなきゃいけないという気持ちも強いです。

思い入れのない、自分が使いそうにないサービスなんて作ってもやりがいないじゃないですか。開発している人であれば、事業に興味なくてもそこに思い入れがあれば作ることができる。

だから変な投資家が入ってすぐにピボットさせるのってよくないなって思ってたりするんですよね。キゴヤマさんはどう思います?」

最後はまあいいとして、やっぱり意味のあるサービスを作ること、使ってもらえることが私たちの活力なんですよね。

赤松さん、インタビューにも書いてる通り、あの当時、結構キツかったんじゃないかなと。ユーザーは増えれどもコストばかり増えて先が見えない。女子中学生とかのメール対応に追われるベテランの姿というのは想像してなかなか壮絶だっただろうなと。

それでもやめなかったのは、やっぱりユーザーがいるからで、中でもこういう淳さんのような著名な人が利用してくれてたからなんだろうなって思うわけです。赤松さんもことあるごとに「淳さんはええひとやー」って言ってましたから。はい。

タレントや著名人の投資や起業家支援(自分で書いといてアレなんですが、セレブ投資ってやっぱりちょっと違和感あるんですよね。能力のある方による支援、というのが意味合い的に近い)ってもっと盛んになればいいのにって思うんです。

もちろん、記事にも書いた通り、薄暗い面とか反社会の姿も見えやすい場所ではあるので、注意は必要です。

けど、今、投資の界隈にいる方々は滅多なことではそういうダークサイドに堕ちる人はいないと思いますし、いたとしても村人のガバナンスというか自浄が効くのではと期待しています。

もちろん、問題あった時は私たちメディアが何か動かないといけないんですけどね。

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