THE BRIDGE Fes御礼、私が彼らを書き続ける理由
私は起業家が好きだ。
彼らは元気だし、熱中してるし、めげない。たくさんの人たちを幸せにしてくれるし、未来を作ってくれる。過去の偉人たちしかり、今のスタートアップしかり。
昨日、THE BRIDGEで初めての大型イベントを開催させてもらった。私はこのイベントでひとつだけ、どうしてもこだわりたかったことがあった。
それは「起業家たちと一緒に戦いたい」ということだった。
私は元来、ひとと話をするのも苦手だし、ひきこもって絵とか文字らしきものを書いてる方が性に合ってる人なのだ。人に言われたことをハイハイといってこなす方が楽だし、会社を作って大きくしたいなんて野望はみじんも持ってなかった。
要は、臆病なのだ。
30歳の頃、私は自分の可能性をまた諦めようとしていた。1度目は美術大学で絵を描く才能がないと勝手に諦めた時。2度目は小さな事業を起こそうとして中途半端に失敗した時。もう3回目は失敗が嫌で嫌で就職をすることにした。全部人のせいにして逃げた。
そんな時、たまたま出会ったのがTechCrunch日本語サイトの運用の仕事だった。少しぐらいはHTMLが触れたので、テンプレートの修正を手伝わせてもらえるようになった。
以前から知ったかぶりの情報収集先としてたまに読んでいたぐらいだったけど、仕事なので毎日目を通すことになる。
Twitter、FacebookにGoogle、Apple。言い換えれば、エヴァン・ウィリアムスであり、マーク・ザッカーバーグであり、ラリー・ペイジにセルゲイ・ブリン、スティーブ・ジョブズである。
毎日伝えられる彼らの成長や復活劇は凄まじかった。調達する資金も当時で億円規模の情報がバンバン流れてくる。私は徐々にそのストーリーの虜になった。
そしていつしか、彼らのようになりたいと思うようになった。
彼らは元気だし、熱中してるし、めげない。たくさんの人たちを幸せにしてくれるし、未来を作ってくれる。
私が人生をそこで諦めず、今、こうして仲間たちと一緒にこの場所を作れたのは、起業家のおかげなのだ。彼らの活躍を書くことで自分も元気になる。未来を信じることができる。
だから今回のイベントはどうしても起業家たちと一緒にやりたかった。ステージとブースを一緒にしたのは、臆病な私がステージにあがる勇気を欲しかったから。
もう一つ。
勇敢な起業家たちも、刀折れ矢尽きる時がやってくる。この数年、悔しい思いをした仲間を何人も見てきた。かく言う私もそうだ。何度も死を覚悟したし、今回のイベントも背水の陣で臨んだ。
インターネットがこれだけ便利になったのに、なぜ起業家の機会創出には活用されないのだろうか?ずっとそんなことを考えてきた。世界を眺めればCrunchBaseもあるし、AngelListも成功しつつあると聞こえてきている。
私もそれらを真似てデータベースを作ってみた。しかし上手く動かない。なぜか。それは彼らがデータではなく「生きてる人」だからだ。彼らはモノじゃない。
もちろん、整理された情報は必要になる。効率を上げてくれるし、彼らにとって何より大切な時間を節約してくれる。私はこれに実際に出会える仕組みを組み合わせたかった。
それが、今回のイベントなのだ。出会える仕組みを各所に細かく入れた。単なるお祭りでは終わらせたくなかった。そしてその結果は、この先の彼らの活躍で証明されると信じている。
これからTHE BRIDGEは新しくリニューアルされて、より具体的に出会える場所に進化する。これで悔しい思いをする起業家が少しでも減れば、私もちょっとは彼らに恩返しができるというものだ。
最後に。
このプロジェクトに参加してくれている全ての人たちに感謝している。私もTHE BRIDGEも何度も死にかけた。このプロジェクトを誰よりも信じているのは私であり、THE BRIDGEそのものなのだ。応援してくれる人たちがいる限り、私たちが諦めるわけにはいかない。
キックオフが終わり、視線はもうすでに未来へ向いている。
この場所が地球上で輝く存在になれば、そこに集まる起業家たちに更に大きなチャンスが生まれることになる。私たちは次、そこにチャレンジする。
それが私たちが生き延びた理由であり、この場所を作り続ける理由であり、私が彼らを書き続ける理由でもあるのだ。
